新型コロナ ワクチン保管の冷凍庫到着 広島 大竹

新型コロナウイルスのワクチン接種に向けて、広島県大竹市にある病院にワクチンを超低温で保管できる冷凍庫が7日、到着しました。

大竹市にある広島西医療センターには、7日午後、2万回分余りのワクチンをマイナス75度前後で保管する冷凍庫が到着しました。

厚生労働省は全国100の国公立病院などの医療従事者、およそ1万人を対象にワクチンの先行接種を行うことにしていて、広島西医療センターもその対象になっています。

冷凍庫が薬を調剤する部屋に設置されると早速、職員たちが正常に動くか確認していました。

病院はワクチンが国に承認され次第、早ければ今月中旬から、接種を希望する職員およそ500人に対して順次、接種を始める予定だということです。

広島西医療センターの、奥谷卓也院長は「きょうは接種に向けた第一歩だ。これまで新型コロナではクラスター対策など『守り』ばかりだったが、これからは前向きな感染対策になる。ワクチンの接種体制を整えていきたい」と話していました。