【一問一答】池江璃花子「自分では“自己ベスト”うれしい」

競泳の池江璃花子選手が、国内トップ選手が出場している「ジャパンオープン」の女子50メートル自由形に出場し、決勝で競技復帰後、最速となる24秒91をマークして2位となりました。

池江璃花子選手のレース後の取材での一問一答です。

(質問)
レースを終えての感想。
(池江選手)
予選を1番で通過できると思っていなかったし、この試合自体の目標が25秒3くらいを出したらいいなと思っていたので、予選から大幅に更新できたことと、決勝でそれ以上に上げられたことはすごくよかった。

(質問)
最近4位が続いていたが、きょうは予選トップだった。
(池江選手)
すごいハイレベルな試合で表彰台に上る3人のメンバーが24秒台というのは、なかなか今までにないことだったので、すごくハイレベルな戦いの中で2位に食い込めたのは自分の成長をすごく感じられたレースだった。

(質問)
レースでよかった点は?

(池江選手)
落ち着いてレースができたことと、最後はちょっと疲れて詰まってしまった場面もあったが、とにかく今回はメダルも取れたし、すごくよい始まりで、よい終わりだった。

(質問)
2週間後にはまたレースがあるが今後の予定は?
(池江選手)
2週間後は初めてバタフライに出場する予定なので、自信は正直ないが、自分なりに精いっぱい泳げればいいかなと思っている。

(質問)
4月の代表選考会については?
(池江選手)
まだ何も決まっていない状態。

(質問)
オリンピック会場で初めて泳いだ感想は?
(池江選手)
(水深)3メートルプールなので、また辰巳(東京辰巳国際水泳場)とはちょっと違う感覚だったが、すごく泳ぎやすいプールだったし、記録もこうやって自分の中では自己ベストだと捉えているので、よい経験ができて次につながるレースができた。

(質問)
去年の10月から0秒7縮めたが評価は?
(池江選手)
やはり練習中も「明らかに記録は出るでしょう」というタイムで泳いでいたので、24秒台が出るとは思っていなかったが、次はもっとさらに上を目指して。今回2番で、いつも中途半端に終わってしまったので、次はばしっと決められるようなレースをしたい。

(質問)
東京オリンピックとの距離感は?
(池江選手)
そこまで東京オリンピックを意識しているわけではないので、自分の中でいいレースができたという感じ。

(質問)
北島康介杯が終わった後、勝負にこだわりたいと話していたが、きょうの評価は?
(池江選手)
しっかり予選で1番で通過できたことはよかったことだが2番。
よい結果ではあったが結局は2番に変わりないので、次は1番をねらっていきたい。

(質問)
2月で白血病の発覚から2年となる。今回の記録をどう受け止めるか?
(池江選手)
まだ泳ぎ始めて1年たっていない状況の中で、自己ベストからコンマ何秒という世界に戻って来られたということは、ものすごくうれしいし、逆に今までの自分の記録がもっといけていたんじゃないかなという記録で今泳いできているので、過去は置いておいてこれからさらに上をいけるようにしていきたい。

(質問)
予選の後、少し涙が見えたが心境は?
(池江選手)
まず、いちばん通過できたということがすごいうれしかったのと、その目標が25秒3だったので25秒0と言う大幅にタイムを更新できたことがすごくうれしかったし、また3年ぶりにこの舞台に戻って来れたと言うことが何よりうれしかったというのがいちばん。

(質問)
スタートの反応が少しずつよくなってきた印象だが?
(池江選手)
合宿に行ったときに食事の管理を特に重視するようになって、とにかく今は体重を戻すところにとにかくフォーカスして、なるべく全部食べるとか、おかわりをするとかそういった細かいところから体重を増やしていっていったことが15メートルの通過タイムの大幅アップにつながっている。

(質問)
最後は隣の大本里佳選手が見えていた?
(池江選手)
最後の10メートルくらいで見えていたが、見えた瞬間に体が固まってしまい、ちょっと焦りというか、そういうのが出てしまって動かなくなってしまった印象がある。
自分の弱みであったり、相手選手の強みがよく見えたレースだったので、それは次につながる。

(質問)
復帰当初の去年8月に比べて大幅にタイムを縮めた要因は?
(池江選手)
絶対これだなと言えるのは体重。次に持久力。50メートルのスプリントの中でも持久力は多少は必要になってくるので、きょうのレースの後半は伸びにつながった。

(質問)
体重はどれくらい戻った?
(池江選手)
一時、もとの体重から15キロちょっと落ちたが、5キロちょっと位までには戻ってきている。

(質問)
体重を重視する理由は?
(池江選手)
(スタートから)15メートルで離されて原因はやはり体重。
体重が重いほうが飛び込んだ瞬間に前に進む。
泳ぎではほかの選手にひけをとっていないと思っていた。

(質問)
東京オリンピック代表選考会となる4月の日本選手権の予定は?
(池江選手)
まだ何も考えていない。
これからの状況にもよるし、自分の体調ともしっかり向き合っていかないといけないので、あまり無理せずことしは東京オリンピックを目指してやっているとは言い切れないので少しずつ伸びていけばいいかなと思っている。
そこは焦らずやっていきたい。

(質問)
今回の結果を踏まえて東京オリンピック出場のチャンスについてどう捉えている?
(池江選手)
日本の中で戦えるようなレースをしても世界では勝てないと思っているので、そこはしっかりメリハリを持って自分の中で整理してやっている。
世界で戦えるような結果を出し始めたら、そのときに考えるが、今はまだそういう段階ではない。

(質問)
レースの緊張感は?
(池江選手)
さすがに4戦も重ねていたらレースの泳ぎ方もよくわかってきたし、今回はすごくハイレベルなレ-スができたことで自信を持っていいんだなと思えるようになった。
特に50メートル自由形に関しては何本も泳いでいる種目なので、ことしはまずしっかりこの種目から王座を奪還するのが目標なので少しずつのぼりつめていきたい。