東京都 新型コロナ 429人感染確認 10日連続で1000人下回る

東京都は7日、都内で新たに429人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が1000人を下回るのは10日連続で、都の担当者は「さらに減らしていくには努力を続けないといけないので、緊急事態宣言の期間中だということをもう一度認識し、引き続き協力をお願いしたい」としています。

東京都は7日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて429人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が1000人を下回るのは10日連続で、500人を下回るのは393人だった今月1日以来です。

年代別は、
▽10歳未満が17人、
▽10代が16人、
▽20代が79人、
▽30代が75人、
▽40代が55人、
▽50代が52人、
▽60代が34人、
▽70代が44人、
▽80代が39人、
▽90代が18人です。

都の担当者は「感染が確認される人の数は減少傾向にあり、都民のみなさまや飲食店の努力の成果が現れていると思う。さらに減らしていくには努力を続けないといけないので、緊急事態宣言の期間中だということをもう一度認識し、引き続き協力をお願いしたい」としています。

429人のうち、
▽およそ50%の216人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽50%近くの213人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く105人、
次いで、
▽「施設内」が最も多く73人、
▽「職場内」が13人、
▽「会食」が3人などとなっています。

このうち「施設内」では、
▽14の医療機関で患者と職員合わせて32人、
▽23の高齢者施設で利用者と職員合わせて39人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて10万3845人になりました。

また、7日時点で入院している人は6日より53人減って2722人でした。
「現在確保している病床に占める割合」は55.6%です。このうち、都の基準で集計した7日時点の重症の患者は6日より3人減って111人で、重症患者用の病床の35.2%を使用しています。

感染が確認された人のうち、
▽自宅で療養している人は6日より485人減って1638人でした。
▽都が確保したホテルなどで療養している人は6日より11人増えて578人で、
▽医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は6日より16人減って2236人でした。

一方、都は、感染が確認された70代から100歳以上の男女6人が死亡したことを明らかにしました。このうち、100歳以上の女性1人は、入所していた高齢者施設で感染していて、家族の意向で医療機関に入院せず施設で療養していたということです。

これで都内で死亡した人は合わせて1023人になりました。