米CDC 「スーパーボウル」“大勢での集まりを避けるように”

NFL=アメリカプロフットボールリーグで今シーズンのチャンピオンを決める、アメリカ最大のスポーツイベント「スーパーボウル」が7日に開催されるのを前に、CDC=疾病対策センターは、試合を見るためのパーティーなどを通じて新型コロナウイルスの感染が広がることを懸念し、大勢での集まりを避けるよう呼びかけています。

「スーパーボウル」は、例年、自宅やバーでパーティーを開くなどしてテレビで見る人が多く、先月行われた世論調査では、およそ25%が同居している人以外と集まって見ると答えています。

アメリカでは去年11月の感謝祭や、12月のクリスマスで大勢の人が移動したり、会食をしたりしたことが新型コロナウイルスの感染者の急激な増加につながったとみられていて、7日に開催されるスーパーボウルでも再び感染が広がることが懸念されています。

このためCDCはガイドラインを公表し、インターネット上でのバーチャルパーティーの開催や、実際に集まる場合は、屋外にスクリーンを設置して見るといった方法を推奨しています。

また、実際にスタジアムで見る人には、混雑を避けて早めに到着することや、大きな歓声を上げず拍手で応援するといった注意を呼びかけています。

アメリカの新たな感染者数はこのところ減少傾向にありますがCDCのワレンスキー所長は会見で「自宅で見るか、集まりはバーチャルにとどめてほしい」と呼びかけています。