中国 国内の製薬会社「シノバック」のワクチン承認 新型コロナ

中国政府は、国内の製薬会社シノバックが開発した新型コロナウイルスのワクチンを承認したと発表しました。中国政府が新型コロナウイルスのワクチンを承認したのは2例目です。

中国の国家薬品監督管理局は、国内の製薬会社シノバックが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、臨床試験を続けて当局に報告することなどを条件に、5日付けで承認したと発表しました。

中国政府が新型コロナウイルスのワクチンを承認したのは、国有の製薬会社シノファームが開発したワクチンに続いて2例目です。

シノバックのワクチンは、中国ではすでに緊急使用が認められ、去年7月から接種が進められているほか、インドネシアやトルコ、ブラジルなどでも同様に接種が進められています。

中国では、感染リスクの高い人たちを対象に、このワクチンやシノファームのワクチンの大規模接種が進められていて、今月3日の時点で、接種回数は、延べ3100万回を超えたとしています。