WTOトップにナイジェリア元財務相選出へ アメリカが支持表明

WTO=世界貿易機関の新しい事務局長の選考で、韓国の通商交渉本部長を支持してきたアメリカが、もう1人の候補者のナイジェリアの元財務相を「強く支持する」と表明しました。これによってナイジェリアの元財務相がWTOのトップに選ばれる見通しになりました。

貿易紛争の解決などにあたるWTOのトップ、事務局長の後任選びは候補者が2人に絞り込まれ、ナイジェリアのンゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相が加盟国の間で多くの支持を集めたものの、トランプ政権下だったアメリカが韓国の産業通商資源省のユ・ミョンヒ(兪明希)通商交渉本部長を支持する立場を崩さず、WTOの原則である全会一致のめどがたたない状態に陥っていました。

こうした中、5日、韓国のユ本部長が加盟国の合意を実現するためとして立候補の取り下げを決めたと明らかにしました。

これに続いてアメリカは5日、「ユ本部長の判断を尊重する。バイデン政権はオコンジョイウェアラ氏を強く支持する」と発表しました。

この結果、近く開かれる会合で加盟国の合意によってオコンジョイウェアラ氏がWTOの新しいトップに選ばれ、去年9月から続くトップ不在の状況は解消される見通しになりました。