旧住友銀行元頭取 巽外夫氏 死去 多くの企業再建にたずさわる

旧住友銀行の頭取を務め、自動車メーカーのマツダをはじめ多くの企業の再建にたずさわった巽外夫氏が亡くなりました。97歳でした。

巽外夫氏は、昭和22年に当時の住友銀行に入り、本店で営業部の副部長や融資部長などを歴任し、多くの企業の再建にたずさわりました。

特に、自動車メーカーのマツダをめぐっては、前身の「東洋工業」の頃から再建に携わり、アメリカの自動車メーカーのフォードと資本提携を結ぶ際に橋渡し役として尽力しました。

巽氏は、昭和62年から6年近く住友銀行の頭取を務めました。

この間、不明朗な資金取り引きが事件化した商社「イトマン」の処理をめぐり住友銀行の中興の祖とされ長年、経営のトップに就いていた当時の磯田一郎会長に退任を迫るなど、事件の処理にも力を尽くしました。

平成9年に会長から相談役に退いたあとは、関西経済同友会の代表幹事などを務めました。

巽氏は、先月31日、老衰のため亡くなりました。

97歳でした。