首都圏1都3県の飲食店を訪れた客 緊急事態宣言で約7割減

緊急事態宣言が出ている首都圏の1都3県で、4日までの1週間に飲食店を訪れた客は、去年の同じ時期に比べて73%余り減ったという民間の調査がまとまりました。宣言が出されてから、7割程度減った状態が続いています。

飲食店に予約や顧客管理のシステムを提供している東京のIT企業「トレタ」は、緊急事態宣言が出ている、首都圏の1都3県のおよそ3000の店舗の客数の変化を調べています。

4日までの1週間の来店客の数は、去年の同じ時期に比べて、73.6%減りました。

宣言が出されてからの減少幅は、1週目が68.3%、2週目が76%、3週目が75%となっています。

この1週間の来店客数を、時間帯別に見ますと、「午後5時から午後8時まで」が79.4%減少し、「午後8時から翌日の午前0時まで」が93.5%減少しています。

一方、「午前11時から午後5時まで」は40.5%の減少でした。

調査した会社では「ランチからディナーまで、休憩を挟まずに営業する店が増え、お客の間に“昼飲み”をする人が増えている可能性がある」と話しています。