ワクチン接種先進国比べ遅れ 着実に準備の考え 河野規制改革相

先進国と比べ日本では、新型コロナウイルスのワクチン接種が遅れているという指摘が出ていることについて、河野規制改革担当大臣は、ワクチン承認の手続きを丁寧に進めていることなどが要因だと説明し、着実に準備を進めていく考えを強調しました。

オックスフォード大学の研究者らが運営するウェブサイトによりますと、G7=先進7か国では、日本以外のすべての国で新型コロナウイルスの接種が行われていて、日本の接種の遅れを指摘する声も出ています。

これについてワクチン接種を担当する河野規制改革担当大臣は、記者団に対し「G7の欧米の国々と比べると、日本の新型コロナウイルスの感染状況はだいぶよいと思う。また日本は、治験の結果を受けて承認のプロセスを丁寧にやっていただいている」と述べました。

そのうえで「EUのワクチンを輸出する際、事前申告と許可を必要とする『透明化プロセス』により、供給に大きな影響が出ている。供給スケジュールの確定に向けて頑張っていきたい。接種がスタートしたら、しっかりと進めていけるよう、準備はそれまでにしっかりやっていきたい」と強調しました。