米 製薬大手J&J ワクチンの緊急使用許可を申請

アメリカの製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンは、4日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、FDA=アメリカ食品医薬品局に対し、緊急使用の許可を申請しました。このワクチンは1回の接種で済むため、許可されれば接種のペースが加速すると期待されています。

アメリカの製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンは、4日、正式な承認の前に、緊急での使用を可能にする許可をFDA=アメリカ食品医薬品局に申請したと発表しました。

このワクチンについては、アメリカのほか、変異したウイルスが広がっている南アフリカなども含めた各国での臨床試験の中間報告が先月29日に発表され、それによりますと、中程度から重症の新型コロナウイルスの感染症に対しての有効性は66%、重症のケースに限ると85%だったということです。

また、健康への影響についても、安全性に関する重大な懸念は報告されていないとしています。

緊急の使用許可は、正式な承認とは異なり、公衆衛生上の緊急事態に際して規制当局が特別に出すもので、FDAは今後、申請されたデータを基に専門家の委員会に諮るなどして審査を行い、許可の判断をすることになります。

FDAの許可が出れば、アメリカで接種が可能なワクチンは3種類に増えるほか、すでに接種が始まっている2種類のワクチンが、いずれも2回の接種を必要とするのに対し、このワクチンは1回の接種で済むため、接種のペースが加速すると期待されています。