麻生副総理兼財務相 “感染防止 財政健全化 景気回復を強調”

麻生副総理兼財務大臣は、5日の閣議の後の記者会見で、緊急事態宣言が延長されることで日本経済には一定程度の影響が出るとの認識を示したうえで、感染拡大の防止や財政健全化、景気の回復の3つの課題に引き続き取り組む考えを強調しました。

緊急事態宣言の延長による日本経済への影響について、麻生副総理兼財務大臣は「海外の情勢もあってどの程度の影響が出るかは予断を持って申し上げられないが、飲食業の営業時間の短縮などで短期的には間違いなく一定程度の影響は出る」との認識を示したうえで、感染防止に万全を期すとともに影響を受けた人たちへの支援を継続すると述べました。

一方、財政への影響について麻生大臣は「間違いなく宣言の延長によって経済活動が止まり税収は減る。支援するための財政の支出もある。日本の場合は少子高齢化という長期的に大きな課題も抱えている」と述べ、感染拡大の防止と財政健全化、景気の回復の3つの課題に引き続き取り組む考えを強調しました。