西村経済再生相 “コロナ感染 高齢者減少見られず対策徹底を”

新型コロナウイルスの感染状況について、西村経済再生担当大臣は、記者会見で、若年層で減少している一方、高齢者には減少が見られず、警戒が必要な状況だと指摘し、感染対策を徹底するよう改めて呼びかけました。

この中で、西村経済再生担当大臣は、緊急事態宣言が出されている地域の感染状況について、▼直近1週間の新規感染者数は、前の週と比較して7割前後の水準まで減少し、▼PCR検査の陽性率も下がっている一方、医療提供体制は引き続きひっ迫しており、警戒が必要な状況だと指摘しました。

そのうえで「若年層の感染者数は減少してきているが、高齢者ではまだ減少が見られていない。特に、高齢者施設や会食、家庭内のパーティーのようなものでの感染が見られている」と述べ、感染対策を徹底するよう改めて呼びかけました。

さらに、変異したウイルスについて「感染が散発的に見られているが、現時点で、面的な広がりはないものとみられる」と述べ、監視を続ける考えを示しました。

また、西村大臣は、緊急事態宣言の延長を決めたことを受けて、閣議のあとの閣僚懇談会で、すべての閣僚に対し、所管する関係団体や地方自治体と連携し、対策の徹底を改めて要請したことを明らかにしました。