北欧の国々でワクチン接種受けた人にデジタル証明書発行の計画

北欧のスウェーデンやデンマークは、新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた人にデジタルの証明書を発行する計画を相次いで発表しました。

新型コロナウイルスの感染が広がるヨーロッパでは各国でワクチンの接種が始まっています。

このうちスウェーデン政府は4日、ワクチンを接種したことを証明するデジタル証明書について国際的な基準が整備されれば、ことし夏までに導入するという計画を明らかにしました。

また、隣国のデンマークも3日、同じような証明書を発行する方針を明らかにしています。

詳細は今後決めるとしていますが、今月末までにウェブサイト上で接種を受けたかどうか確認できるようにし、数か月のうちにはスマートフォンのアプリを整備する予定だということです。

ワクチンの接種証明は今後、経済活動を本格的に再開していくうえで必要だとしてビジネス界などから歓迎する声が上がっています。

ただ、ワクチンの効果がどの程度続くかなどわかっていないことが多いこともあって、加盟国共通の証明書の導入を検討しているEU=ヨーロッパ連合内では各国で温度差があり議論が続いています。