ファイザー開発のワクチン 15日にも承認の方向で調整 厚労省

アメリカの製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は専門家による部会の承認が得られれば、今月15日にも正式に承認する方向で調整を進めています。

新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は海外の製薬大手から輸入する3種類のうち、アメリカのファイザーからは年内に7200万人分の供給を受ける契約を結んでいます。

このワクチンについて、厚生労働省はファイザーが先週、国内の治験データを提出したことを受けて今月12日に専門家による部会を開き承認していいかどうか判断を求めることにしています。

そして、部会の了承が得られれば、翌週の15日にも田村厚生労働大臣が正式に承認する方向で調整を進めています。

また、接種の対象者については当面16歳以上とし、過去にワクチンの成分で重いアレルギー反応が出た人への使用は認めない方針です。

厚生労働省は、今月中旬のワクチン接種の開始に向けて正式承認のあと速やかに予防接種法に基づき接種できる対象者やワクチンの使用開始日などを自治体に指示することにしています。