リコー 複合機販売不振で9か月決算の最終赤字額224億円

精密機器大手の「リコー」が4日発表した去年4月から12月までのグループ全体の決算は、新型コロナウイルスの影響でオフィス向けのデジタル複合機の販売が落ち込んだことなどから最終的な損益が224億円の赤字となりました。

リコーが発表したグループ全体の去年12月までの9か月間の決算によりますと、売り上げが前の年の同じ時期より20%少ない1兆1930億円、最終的な損益は414億円の黒字から一転して224億円の赤字となりました。

これは新型コロナウイルスの感染拡大で企業の間でテレワークが広がり、主力商品であるオフィス向けのデジタル複合機の売り上げが大幅に減少したことなどによるものです。

来月までの1年間の業績予想では、最終的な損益を364億円の赤字と見込んでいます。