「風疹の日」 Jリーグ選手らがワクチン接種など呼びかけ

2月4日は「風疹の日」です。コロナ禍でも風疹の抗体検査やワクチンの接種は積極的に行って風疹の流行を防ごうと、Jリーグの現役の選手やOBがツイッターに動画を投稿して、ワクチンの接種などを呼びかけています。

風疹は妊娠中の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんの耳や目、心臓などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあります。

2018年から2019年にかけて成人の男性を中心に流行し、ことし1月にも1人の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」と報告されました。

Jリーグの社会連携本部では2月4日の「風疹の日」に合わせて、キャンペーンを行っており、今月は現役の選手やOBが週替わりで、予防啓発の動画をツイッターに投稿します。

4日に動画を投稿したのは、サッカーJ1の川崎フロンターレを長年けん引し、1月に現役を引退した中村憲剛さんで、ツイッターに投稿した動画のなかで「新型コロナウイルス感染症との戦いが続く日々ですが、ほかにも風疹という感染症もあります。僕たちにできることがあります。抗体検査・予防接種を受けて感染を防ぎましょう」と呼びかけていました。

検査や予防接種のクーポン利用進まず

風疹の流行を防ぐため、子どものころに風疹のワクチンを接種する機会がなかった、現在41歳から58歳までの男性を対象に、抗体検査や予防接種を無料で受けられるクーポンが、2019年度から配られています。

国立感染症研究所によりますと、クーポンの対象者のうち去年10月までに抗体検査を受けた人は、全国で17.1%にとどまっていることが分かりました。

都道府県別では抗体検査を受けた割合が高かったのは
▽富山県で29.9%
▽長野県と岩手県で27.3%。

一方で低かったのは
▽京都府で8.5%
▽沖縄県で11.8%
▽大阪府で12.6%
▽神奈川県で13.2%などとなっています。

国立感染症研究所の多屋馨子室長は「風疹はワクチンで防げる感染症なので、対象の男性は、クーポンを利用して抗体検査やワクチンを受けてほしい。手元にクーポンがなければ、自治体に希望すれば発行してもらえます」と話しています。