東京都 新型コロナ 新たに734人感染 7日連続で1000人下回る

東京都は4日、都内で新たに734人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、都は感染が確認された男女25人が死亡したことを明らかにしました。このうち16人は施設内と病院内で感染して亡くなったということです。

東京都は4日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて734人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が1000人を下回るのは7日連続です。

年代別は、
▽10歳未満が22人、
▽10代が45人、
▽20代が138人、
▽30代が120人、
▽40代が104人、
▽50代が97人、
▽60代が62人、
▽70代が55人、
▽80代が64人、
▽90代が27人です。

734人のうち、
▽およそ50%の368人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽50%近くの365人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

このほか、
▽東アフリカのタンザニアへの渡航歴がある人が1人いるということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く180人、
次いで、
▽「施設内」が133人、
▽「職場内」が21人、
▽「会食」が8人などとなっています。

このうち「施設内」では、
▽32の医療機関で患者と職員合わせて80人、
▽25の高齢者施設で利用者と職員合わせて46人の感染が確認されました。

4日の感染確認について都の担当者は「減少傾向にあると言える。都民の皆様の努力が現れている。きょう、あす取り組むことは1週間、2週間後の数に現れてくるので引き続き不要不急の外出を控え接触の機会を減らしてほしい。今まで以上に減らすには、さらに協力をいただかないといけないと思う」と話しています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて10万2200人になりました。

また、4日時点で入院している人は3日より21人減って2855人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は58.3%です。

このうち、都の基準で集計した4日時点の重症の患者は3日より10人減って115人で、重症患者用の病床の36.5%を使用しています。

感染が確認された人のうち、
▽自宅で療養している人は3日より149人減って3115人でした。

▽都が確保したホテルなどで療養している人は3日より31人減って576人で、
▽医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は3日より537人減って2570人でした。

また、都は、感染が確認された60代から90代までの男女合わせて25人が死亡したことを明らかにしました。

1日に発表される人数としては3日の32人に次いで2番目に多くなりました。

感染経路は
▽有料老人ホームやデイサービスなどの高齢者施設内が8人、
▽病院内が8人、
そして
▽家庭内が2人となっています。

これで都内で死亡した人は合わせて974人になりました。