河井案里議員が議員辞職 参院広島選挙区 4月に再選挙へ

おととしの参議院選挙をめぐり、公職選挙法違反の罪で有罪判決を受けた河井案里参議院議員は、議員辞職しました。

参議院議員の河井案里被告は、おととしの参議院選挙で、夫で元法務大臣の克行被告とともに公職選挙法違反の買収の罪に問われ、先月、有罪判決を受け、4日が控訴期限となっています。

これを前に、案里議員は、3日午後、秘書を通じて山東参議院議長あてに議員辞職願を提出しました。

また、「判決の内容には納得しかねる」とする一方で、「これ以上、争いを長引かせ混乱を生じさせることも私の本意ではなく、控訴申し立てはしない」というコメントを発表しました。

そして、3日夜開かれた参議院本会議で、案里議員の辞職は認められました。

これに伴って、参議院広島選挙区では、公職選挙法の規定に基づき、4月に再選挙が行われる見通しです。

菅首相「政治への批判を重く受け止める」

菅総理大臣は3日夜、総理大臣官邸で記者団に対し「国民から政治に対して批判が広がっていることを重く受け止めている。政治家は、みずからの責任を自覚し、国民から疑念を招くことがないよう、しっかりと対応していくことが大事だ」と述べました。

自民 下村政調会長「信頼回復へ努力必要」

自民党の下村政務調査会長は、記者会見で「案里議員は、みずからけじめをつけたが、このような事態に至ったことは誠に残念だ。こういうことが二度とないよう政治家はみずから襟を正し、律して国民の信頼を回復できるよう努力する必要がある。案里議員は、すでに離党しているが、必要があれば党も丁寧に対応していくべきだ」と述べました。

自民 岸田前政調会長「直接説明の機会なく大変残念」

自民党の岸田前政務調査会長は、記者団に対し「さまざまな状況を勘案して本人が決断したと思うが、今に至っても直接、説明の機会がないことは大変残念だ。自民党への信頼が大きく損なわれたことに強い危機感を感じており、出直しの選挙は厳しい戦いになる。信頼回復のため、国民に寄り添う姿勢を大事にしたい」と述べました。

公明 山口代表「信頼損なった責任重い」

公明党の山口代表は、党の参議院議員総会で「政治不信を著しく招き、国民の信頼を損なった責任は重い。控訴しない意思を明確にし、辞職するという結論に至ったのは当然のことだ。与党として、有権者の信頼を回復するために襟を正して臨んでいかなければならない」と述べました。