柏崎刈羽原発の不正入室問題 東電への対処など議論へ

新潟県にある東京電力柏崎刈羽原子力発電所で、去年、入室が厳重に管理されている中央制御室に社員が他人のIDカードを使って不正に入っていた問題について、原子力規制委員会の更田委員長は「セキュリティーに対する高い意識が行き渡っていない」と指摘し、近く、会合を開いて、東京電力への対処などを議論する考えを示しました。

東京電力によりますと、去年9月下旬、柏崎刈羽原発の中央制御室に社員が他人のIDカードを使って不正に入室したということです。

中央制御室は、原子炉の起動や停止などのコントロールを行う重要な場所で、テロ対策などから入室は厳重に管理されIDカードがないと入れず、先週、経済産業省は東京電力に対し、原因の究明などを求めています。

これについて、規制委員会の更田豊志委員長は3日の記者会見で「所員への教育がなされず、セキュリティーに対する高い意識が行き渡っていないことを示している。東京電力は姿勢を厳しく問われてもしかたがない」と指摘し、近く、会合を開き、今回の事案の評価や東京電力への対処を議論する考えを示しました。

一方、原発がある地元の新潟県柏崎市は、先週、規制委員会に対して今回の事案を公表していなかったことに関して判断の理由などを示すよう求めていて、規制委員会は規制当局として対応に問題がなかったかも議論するとしています。