匿名の高額寄付相次ぐ 「能登元気人」名乗る 石川 能登地方

石川県の輪島市など能登地方の複数の自治体に、2日、「能登元気人」と名乗る人物から「新型コロナウイルスの影響で財政の厳しい自治体を支援したい」と高額の寄付が相次いで寄せられていたことがわかりました。

輪島市によりますと、2日午後2時ごろ「能登元気人」と名乗る女性から「新型コロナの影響で厳しい財政状況に置かれる自治体を支援したい」と寄付を申し出る電話がありました。

市の担当者が、寄付金を受け付ける口座の番号を伝えたところ1時間後に500万円が振り込まれていたということです。

さらに、NHKが能登地方の各自治体に取材したところ、2日は珠洲市にも同じ「能登元気人」からの電話のあと500万円が振り込まれたほか、穴水町、能登町にも、匿名で高額の寄付が寄せられていたことがわかりました。
輪島市によりますと、「能登元気人」は「上品な話し方をする女性」だったということで、輪島市総務課の岡本文明課長は、「寄付の金額を聞いて驚きましたし、本当にありがたいです。いただいた寄付は、感謝の気持ちを込めて感染の対策などに大切に使います」と話しています。