アマゾン グーグルの持ち株会社 大幅増収増益 10月~12月決算

アメリカのIT大手、アマゾンとグーグルの持ち株会社が去年12月までの3か月間の決算を発表し、新型コロナウイルスの感染拡大を背景にインターネットサービスの利用が増えたことでいずれも大幅な増収増益となりました。

アメリカのアマゾンと、グーグルを傘下に置く持ち株会社のアルファベットは2日、去年10月から12月までの決算を発表しました。

このうちアマゾンは、いわゆる巣ごもり需要でネット通販の利用が増えたことなどから、売り上げが1255億5500万ドル、日本円で13兆1800億円余りとなり、前の年の同じ時期と比べて43%余り増えました。

最終的な利益も2倍以上に増え、売り上げ、最終利益とも四半期として過去最高でした。

ことし1月から3月までの業績も売り上げが前の年の同じ時期より最大で40%程度増えるという見通しを示しています。

またアルファベットはネット広告やクラウド事業が伸び、売り上げが日本円で5兆9700億円余りで23%増えたほか、最終利益も42%余り増えて大幅な増収増益でした。

アメリカのIT大手は新型コロナウイルスの感染拡大の中でも業績を拡大させていますが、一方で独占的な地位を利用して競争を妨げているという批判も高まっていて、今後、規制強化の議論などがどう進むかに関心が集まっています。