パナソニック 12月までの9か月間決算 コロナ影響で減収減益

パナソニックの去年12月までの9か月間の決算は、新型コロナウイルスの影響で減収減益となりました。航空機の需要が落ち込んでいるのにともない、機内でビデオや音楽を楽しむシステムの販売減少が大きな要因です。

パナソニックは2日、去年4月から12月までの9か月間のグループ全体の決算を発表しました。

それによりますと、売り上げは前の年の同じ時期と比べて15.3%減って4兆8732億円、最終的な利益は、26.9%減って1301億円となり、減収減益でした。

新型コロナの影響で自宅で過ごす人が増えて空気清浄機や洗濯機の売り上げが好調だったほか、自動車向けの部品の生産は回復傾向でした。

しかし、世界で航空機の需要が落ち込み、機内でビデオや音楽を楽しむシステムやイベント会場などで使われるプロジェクターの販売減少が影響しました。

1年間の最終利益の見通しについては、新型コロナのマイナスの影響が徐々になくなっていくとして500億円増えて1500億円と、上向きに修正しています。