千葉県 成田山新勝寺 新型コロナで規模縮小し豆まき

節分の2日、千葉県の成田山新勝寺では新型コロナウイルスの感染防止のため、例年のように俳優や力士などの著名人は参加せず、規模を大幅に縮小して豆まきが行われました。

五穀豊じょうなどを願う成田山新勝寺の「節分会」は例年、NHK大河ドラマに出演する俳優や、大相撲の力士などの著名人が参加することから毎年、多くの人でにぎわい、去年はおよそ5万人が訪れました。

しかし、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出される中、境内が密になるのを防ぐため、著名人の参加は見送られ、規模を大幅に縮小して行われました。

新勝寺の豆まきは「鬼は外」とは唱えずに「福は内」とだけ繰り返すのが特徴で、マスクを付けた年男の人たちなどおよそ80人が外に向かって豆を投げました。

例年、豆まきは、およそ5分間行われますが、ことしは時間も短縮されて30秒ほどで終わりました。

茨城県から訪れた71歳の女性は「俳優や力士を見ることができず残念ですが、あまり長い時間滞在せず、手を消毒して感染に注意したいです」と話していました。