茨城 城里町の養鶏場で鳥インフルエンザ 約84万羽殺処分開始

茨城県城里町にある県内で最大規模の養鶏場で1日、ニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果、鳥インフルエンザウイルスが検出されました。茨城県は、けさからこの養鶏場のおよそ84万羽のニワトリの殺処分を行っています。

茨城県によりますと、1日午後3時ごろ、城里町の卵を採取する養鶏場から「ニワトリが相次いで死んでいる」と連絡があり、遺伝子検査を行ったところ、2日になって高病原性の「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

県は午前7時からニワトリおよそ84万羽の殺処分を始めるとともに、自衛隊に災害派遣を要請しました。

また県は、この養鶏場から半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内をその地域からの出荷などを禁止する「搬出制限区域」にしました。

茨城県内で鳥インフルエンザが発生したのは、15年前の2006年以来です。

県は人が鶏肉や卵を食べることで、鳥インフルエンザに感染した事例はないとしたうえで、感染の拡大を防ぐため、自衛隊も含めて1000人態勢でニワトリの処分や養鶏場周辺の消毒、それに養鶏場に出入りする車両の消毒などにあたることにしています。

県によりますと、2018年の鶏卵の産出額と生産量は茨城県がいずれも全国1位となっていて、今回、発生した養鶏場は県内でも最大規模だということです。

また、鳥インフルエンザの発生を受けて、県は養鶏場などに対し、野鳥や小動物が農場に入らないようネットなどの点検や補修を行うことや、消毒の徹底を呼びかけています。