
新車販売台数 4か月連続で前年比増 緊急事態宣言など影響注視
先月の新車の販売台数は去年の同じ月より6%余り増え、4か月連続で増加しました。業界団体は緊急事態宣言や世界的な自動車用の半導体不足が、今後の販売にどれだけ影響するか注視しています。
日本自動車販売協会連合会などの発表によりますと、先月、国内で販売された新車は38万4442台で、去年の同じ月より6.7%増えました。
普通車や小型車、トラックなどは23万6592台で6.8%、軽自動車は14万7850台で6.6%それぞれ増加しました。
新車の販売は新型コロナウイルスの影響でいったん落ち込んだあと去年の後半から持ち直しに転じていて、10月以降、4か月連続で前の年を上回りました。
ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で2度目の緊急事態宣言の延長が検討されているほか、世界的に自動車用の半導体が不足し、自動車メーカーの間では生産を減らす動きも広がっています。
業界団体は「緊急事態宣言で販売店に行くのを控える人が増えたり、自動車メーカーの減産で車を入荷できなかったりすることが懸念され、今後の動向を注視したい」と話しています。