茨城空港 2日から全便運休に 新型コロナ感染拡大で

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、茨城空港は2日からすべての便が運休することになり、1日に最後の便を航空会社の社員らが見送りました。

新型コロナウイルスの影響で、茨城空港では国際線がすべての路線で運休していますが、国内線も新千歳や福岡、それに那覇との間の路線が1月から運休となり、残る神戸との間の路線も1日の便を最後に、今月14日まで運休することになりました。
1日の運航は午前8時半発の神戸行きの1便のみで、最後の便に出張中の会社員や県内の実家に帰省していた人など40人余りが乗り込むと、航空会社の社員や空港のスタッフらが手を振って見送っていました。

また、空港のターミナルビルは、運休に伴う対応を行う航空会社のカウンターを除いて閉館となることから、土産物店では並べていた商品を片づけたり、カバーを掛けたりする対応に追われていました。

県営業戦略部の鈴木信昭空港対策監は「感染状況を鑑みると運休はやむをえないと思う。運航の再開時には再び大勢の人に利用してもらえるよう取り組んでいきたい」と話してました。

茨城空港のすべての便が運休となるのは、去年、緊急事態宣言が出されて利用者が大幅に減った5月以来です。