プロ野球 2月1日から12球団一斉にキャンプイン 当面は無観客で

プロ野球の春のキャンプが2月1日から12球団一斉に始まります。

ことしは新型コロナウイルス感染防止のため、チームが現地の空港に到着した時も歓迎セレモニーは行われず、当面、観客を入れないなど異例のキャンプとなります。

ことしは沖縄県で阪神、中日、DeNA、広島、ヤクルト、ロッテ、楽天、日本ハムの8球団が、宮崎県では巨人、ソフトバンク、オリックス、西武の4球団が1日キャンプインします。

このうち巨人は選手の密集を避けるため4つのグループに分けてキャンプをスタートさせ、原辰徳監督や岡本和真選手など40人の選手たちが31日宮崎空港に到着しましたが、感染対策のため歓迎セレモニーは行われず、一般の人たちと距離を取るために特別に設けられたレーンを歩いてバスに乗り込みました。

また例年、宮崎でキャンプインする広島は移動回数を減らして感染リスクを下げるためことしは沖縄で、楽天はプロ野球に参入した16年前から沖縄の久米島でキャンプをスタートしていましたが、現地の医療体制などを考慮して沖縄本島に変更しました。

12球団は沖縄県と宮崎県が独自に出している県独自の緊急事態宣言と政府の緊急事態宣言の両方が解除されるまでの間は無観客で行います。

また、選手をはじめすべてのチーム関係者が事前にPCR検査を受けて陰性を確認した上でキャンプ地に入っていて、キャンプ期間中も1週間に1回程度、定期的に検査を受けることにしています。