「新幹線オフィス」実証実験 1日開始へ 東北新幹線に専用車両

新型コロナウイルスの感染拡大を受けてテレワークなど新しい働き方が広がる中、JR東日本は、東北新幹線に通話やテレビ会議ができる専用車両を設けて需要を探る実証実験を2月1日から始めることになりました。

この実証実験は「新幹線オフィス」と銘打って、JR東日本が1日から東北新幹線の一部の区間で行います。

専用の車両では、携帯電話やノートパソコンで、通常、座席では認められていない通話やテレビ会議をすることができます。

通信用のWi-Fiルーターなどを無料で貸し出すほか、車内には情報を保護するため周囲に音声が聞こえにくくなる音を流します。

この専用車両は1日から2月26日までの平日、上りと下り合わせて18本に設ける予定で、利用する際に追加の料金はかからないということです。

JR東日本では新型コロナウイルスの影響で、去年12月の新幹線の利用者数が前の年の同じ月の4割程度に落ち込んでいます。

新たな働き方が広がる中、今回の実証実験で移動をしながら会議などを行う需要を探り、新たなサービスの開発につなげたい考えです。