河野規制改革相 “ワクチン供給 世界の指導者 話し合う場を”

新型コロナウイルスのワクチン接種を担当する河野大臣は、29日夜、世界経済フォーラムが開いたオンライン会合に出席し、ワクチンの供給に向けた戦略を策定するため、世界の指導者が話し合う場を設けるべきだという考えを示しました。

この中で、河野規制改革担当大臣は「EU=ヨーロッパ連合がワクチンの輸出を差し止める可能性があるとしている。日本が供給を受けるワクチンのうち、2種類が差し止められるかもしれず、想像していなかった事態が起きている」と指摘しました。

そのうえで「『まずは自国民から』という考えも理解できるが、供給の世界的な戦略を作ることが必要だ」と述べ、国連やG20=主要20か国といった枠組みを活用し、世界の指導者が話し合う場を設けるべきだという考えを示しました。