公明 遠山幹事長代理が役職を辞任 不適切な事案が続き

公明党の遠山幹事長代理は緊急事態宣言が続く中、銀座のクラブを深夜まで訪れていたことなどが明らかになったのを受けて「不適切な事案が続いたことを重く受け止めたい」として、29日、幹事長代理の役職を辞任しました。

公明党の遠山幹事長代理は、先に「文春オンライン」で、先週22日に銀座のクラブを訪れて、深夜まで知人と会食していたと報じられ、事実関係を認めたうえで陳謝していました。

また29日、みずからの資金管理団体がおととしキャバクラ店などに支出していたことが分かり、政治資金収支報告書を訂正したことを記者団に説明しました。

これについて、公明党の石井幹事長は29日夜、国会内で記者団に対し、遠山氏から29日「不適切な事案が続いたことを重く受け止め、幹事長代理の役職を辞任したい」という申し出があり、幹部で協議した結果、受理したことを明らかにしました。

石井氏は「本人の強い希望があったので受け入れることにした。国民の皆さんには大変申し訳なく、深く反省して信頼回復に努めたい」と述べました。

遠山氏は衆議院比例代表・九州ブロック選出の当選4回で51歳。

大学講師を経て参議院議員を2期務めたあと、平成22年の衆議院選挙で初当選し、これまでに財務副大臣などを歴任しました。