インフルエンザ患者数 例年より大幅に少ない状況 続く

今シーズンのインフルエンザについて、今月24日までの1週間に報告された患者の数は全国で64人で、例年より大幅に少ない状況が続いています。

国立感染症研究所などによりますと、今月24日までの1週間に全国およそ5000か所の医療機関から報告があったインフルエンザの患者数は前の週から1人減ってあわせて64人でした。

ここから推計される同じ週の全国の患者数はおよそ1000人で、例年に比べて大幅に感染者が少ない状態が続いています。

また去年秋以降の患者数は、累計でおよそ1万人と推計されています。患者が報告された地域は全国20の都道府県でした。

インフルエンザは1医療機関あたりの1週間の患者数が全国で1人を超えると「全国的な流行期」入りとされていますが、今の時点では0.01人と大きく下回っています。

例年、この時期のインフルエンザは流行のピークに向けて患者が急増しますが、厚生労働省によりますと、この時期になっても全国的な流行期に入らなかったのは、過去16年では初めてだということです。