IOC バッハ会長と電話会談の森会長「しっかりやると確認」

東京オリンピック・パラリンピックについて大会組織委員会の森会長が28日夕方、IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長と電話で会談し、「しっかりやっていきましょうと確認した」と述べ、安全で安心な大会の開催に向け連携を図っていくことを確認したことを明らかにしました。

組織委員会の森会長はことし初めてとなるIOCのバッハ会長との電話会談に臨んだあと、報道陣の取材に応じました。

森会長は「コロナ禍でいろいろな意見があるが、我々は首尾一貫して準備にまい進してきた。しっかりやっていきましょうと確認した」と述べ、安全で安心な大会の開催に向け連携を図っていくことを確認したことを明らかにしました。

また、2月、IOC、政府、東京都、それに組織委員会の4者の代表者で会談を行うことを提案されたことを明かし、森会長は4者による会談の狙いについて「お互いにやってきたことや次のステップに飛躍することを確認するのではないか」と述べました。

また、バッハ会長は日本国内でのワクチンの接種の状況について森会長らに尋ねた上で「できるだけ多くの人が接種できることを期待したい」と述べたということです。

森会長は、春までに決まることになっている観客の数や海外からの観客の受け入れに関連し、「無観客にはしたくはないが、いろいろなシミュレーションはしている。もう少し状況をみていかないといけない」と述べ感染状況などを見極める必要があるとの考えを示しました。