新年を旧暦で祝う中国では、来月12日に旧正月の春節を迎え、これにあわせた大型連休を前に、各地で帰省が本格化しています。
中国政府は28日から40日間で延べ17億人が移動する見通しだとしていて、農村部に帰省する人などに対してPCR検査を義務づけるなど感染対策を強化しています。
上海中心部の鉄道の駅では28日、大きな荷物とともにPCR検査の陰性を示す証明書などを用意して帰省する人たちがみられました。
中国 春節前に帰省本格化 40日間で延べ17億人が移動 対策強化
中国では来月の旧正月の春節にあわせた大型連休を前に、出稼ぎ労働者などの帰省が本格化しています。28日から40日間で延べ17億人が移動するとみられていて、中国政府は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、農村部などへの帰省前にはPCR検査を義務づけるなど対策を強化しています。


河北省に帰省する男性は「PCR検査は面倒ですが、みんなが安心できます。ふるさとを思う気持ちが強く、早く家に帰りたいです」と話していました。
中国では12月以降、イギリスで見つかっている変異ウイルスの感染者が確認されているほか、今月に入ってからは1日当たりの感染者が100人を超える日が相次ぎ、中国当局は警戒を強めています。
中国政府は感染拡大を防ごうと、帰省の自粛を呼びかけていて、春節の前後の期間中に移動する人は、ことし、去年よりは多いものの感染拡大前のおととしと比べると40%程度、減少すると予測しています。
中国では12月以降、イギリスで見つかっている変異ウイルスの感染者が確認されているほか、今月に入ってからは1日当たりの感染者が100人を超える日が相次ぎ、中国当局は警戒を強めています。
中国政府は感染拡大を防ごうと、帰省の自粛を呼びかけていて、春節の前後の期間中に移動する人は、ことし、去年よりは多いものの感染拡大前のおととしと比べると40%程度、減少すると予測しています。
病院はPCR検査の長い列
農村部からの出稼ぎ労働者が多い南部、広東省広州にある病院には、春節の大型連休を前に、PCR検査を受けるために大勢の人が訪れていて、27日も長い列ができていました。
内陸部の陝西省に帰省する予定の男性は「PCR検査は自分のためであり、他人を守るためでもあると思う。帰省したあとも、地元で3日以内に検査を受けなければいけないと聞いている」と話していました。
一方、広州の空港では、帰省の際に利用する交通機関での感染を警戒して、全身に防護服を着て荷物検査を受ける人の姿も見られました。
内陸部の陝西省に帰省する予定の男性は「PCR検査は自分のためであり、他人を守るためでもあると思う。帰省したあとも、地元で3日以内に検査を受けなければいけないと聞いている」と話していました。
一方、広州の空港では、帰省の際に利用する交通機関での感染を警戒して、全身に防護服を着て荷物検査を受ける人の姿も見られました。