千葉県 新型コロナ 4人死亡 314人感染 新たに集団感染3件発生

千葉県内で28日に発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は314人で、県内で発表された感染者は2万1433人となりました。

千葉県などによりますと28日、県内では新たに3件の感染者の集団=クラスターの発生が発表され、このうち富里市にある食品製造業「ニッセーデリカ千葉工場」では、これまでに20代から60代の従業員、合わせて13人の感染が確認されました。

工場では今月8日以降、断続的に従業員の感染が確認されていましたが、食事中も会話をしないなど対策がとられていて、感染経路は分かっていないということです。

工場を運営する会社は、およそ660人いる従業員全員の検査を自主的に進めています。

また、成田市にある高齢者施設「医療法人鳳生会 百寿園」では、これまでに職員3人と、70代と80代の男性入所者2人の合わせて5人の感染が確認されました。

千葉県は28日から、この施設にクラスター対策チームを派遣し、感染防止対策を指導するとともに原因を調査しています。

また、千葉市緑区の民間保育園では、これまでに20代から60代の保育士を含む女性職員、合わせて9人の感染が確認されました。

残りの職員7人は陰性でしたが、濃厚接触者として認定された園児30人の検査が進められています。

また、新たに4人の死亡が発表され、県内で死亡した感染者は228人となりました。

このうち、東京都の80代の男性と柏市の70代の男性は、集団感染が発生している「北柏リハビリ総合病院」の入院患者で、いずれも持病があったということです。

柏市の90代の女性は、集団感染が発生している介護老人保健施設「さかき光陽」の入所者で、持病はなく施設内で療養を続けていましたが、27日に死亡しました。

また、船橋市の90代の男性は今月中旬に感染が確認され、市内の医療機関に入院して治療を受けていましたが、27日に死亡しました。