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ディズニーリゾート運営会社 赤字287億円と過去最大 9か月決算

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの先月まで9か月間の決算は、新型コロナウイルスの影響による休業や入園者数の制限で、最終的な損益がこの時期としては過去最大の287億円の赤字となりました。
オリエンタルランドが28日発表した去年4月から先月までのグループ全体の決算は、売り上げが1371億円で前の年の同じ時期を64%下回り、最終的な損益は、この時期としては過去最大の287億円の赤字となりました。

新型コロナウイルスの感染拡大で去年4月以降、テーマパークの休業や入園者数の制限が続いたことで売り上げが大きく落ち込み、関連するホテル事業なども低迷しました。

去年10月に入園者数の上限が一時緩和されたことなどから、赤字幅は去年9月までの中間決算と比べてやや縮小していますが、その後の感染拡大で再び緊急事態宣言が出されたことなどから、1年間の業績は511億円の最終赤字になるとの見通しを据え置いています。

業績が厳しい中、会社ではことし3月から東京ディズニーランドなどのチケットの価格を曜日や時期によって変動させる仕組みを導入し、土日や祝日などは実質的に値上げすることをすでに明らかにしています。

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