札幌市 ススキノでの感染対策強化へ 新たなプロジェクト発表

札幌市の繁華街・ススキノでの感染対策を強化するため、市は、接待を伴う飲食店などを対象に定期的に行っている無料のPCR検査について、検査回数を月に1回から週1回に増やすなどとした新たな「対策プロジェクト」を発表しました。

この「対策プロジェクト」は、札幌市の秋元市長が27日、札幌市内で、繁華街・ススキノにある飲食店の経営者や従業員らを対象に開いた研修会で発表しました。

それによりますと、感染対策を強化するため、ススキノの接待を伴う飲食店などを対象に定期的に行っている無料のPCR検査について、検査回数をこれまでの月に1回から週1回に大幅に増やすほか、この定期的な検査を受けている店舗で感染者が発生した場合は、消毒などの費用として最大40万円を支給し、営業の再開を支援します。

また、接待行為を行う際のルールや、店舗での感染対策、感染者が発生した場合の対応をまとめた手引書を作成し、事業者間での情報の共有を後押しするなどとしています。

これについて、秋元市長は研修会で「未曽有の危機を一緒に乗り越え、感染拡大を抑えながらススキノのにぎわいを取り戻したい」と述べ、事業者に協力を呼びかけました。