日本医師会 中川会長「来月7日宣言解除 現実的ではない」

2月7日が期限の緊急事態宣言について、日本医師会の中川会長は、感染拡大の防止に一定の効果が現れているとしながらも7日の解除は現実的ではないと指摘しました。

この中で、日本医師会の中川会長は、緊急事態宣言について「一定の感染拡大防止効果が現れているとも思われるが、過大な評価は避けなければならない」と述べました。

そのうえで「決して気を抜ける状況ではなく宣言の解除は、極めて慎重に行う必要がある。来月7日の解除が現実的かと言われれば、現実的ではないと思う。多くの国民は本当に我慢しているので、解除されると、その緩みはかなり強烈なものになる可能性がある」と指摘しました。

一方で、中川会長は、宣言の解除にあたっては、病床のひっ迫具合など、感染状況を判断するための6つの指標が「ステージ2」となることなどを条件とすべきだという考えを示しました。