大学入学共通テスト コロナ影響で200人超が受けられず追試へ

大学入試センター試験に代わって今月初めて行われた「大学入学共通テスト」で、新型コロナウイルスに感染したり濃厚接触者となったりして試験を受けられなかった受験生が200人余りにのぼることがわかりました。

大学入試センター試験に代わって、ことしから始まった「大学入学共通テスト」は、全国で53万人余りが出願し、1回目の本試験が今月16日と17日に実施されました。

共通テストを実施する大学入試センターによりますと、体調不良などで当日の試験を受けられず追試験が認められた受験生は、最終的に1721人に上り、センター試験の前身の共通一次試験を含め過去最多となりました。

このうち、新型コロナウイルスに感染した受験生は92人、濃厚接触者となった受験生は132人だったということです。

一方、無症状の濃厚接触者は、公的なPCR検査などで陰性が確認できれば別室で受験することができ、1回目の本試験では187人が受験していたということです。

「共通テスト」は休校による学習の遅れなどに考慮して、もともと本試験が2回行われることになっていて、受験生はどちらの日程で受けるか選べるようになっていました。

追試験が認められた受験生は今月30日と31日に行われる、この2回目の本試験を受けることになります。