新型コロナ 世界の感染者1億人超える

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は日本時間の27日、世界全体で1億人を超えました。先進国を中心にワクチンの接種が進められていますがまだ一部にとどまっていて変異ウイルスも広がるなど、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体で新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の27日午前6時半の時点で1億6万3707人と1億人を超えました。

感染者の割合を地域別に見ますと、南北アメリカ大陸が4000万人以上と全体の40%以上を占めていて、感染者が最も多いアメリカでは、この1週間の平均で1日当たり17万人ほどの感染者が新たに確認されています。

一方、ワクチンの接種は先進国を中心に進んでいますが、各国の政府などが公表したデータをまとめているイギリス・オックスフォード大学の研究者などが運営するウェブサイト「アワ・ワールド・イン・データ」によりますと、今月26日の時点で全世界で接種された新型コロナウイルスのワクチンは合わせておよそ6900万回分で、少なくとも1回は接種を受けた人の数もおよそ6300万人と世界の人口からみると一部にとどまっています。

新型コロナウイルスはイギリスで変異したウイルスが見つかり、その後、ヨーロッパや中東、アジアなど世界各地でこの変異ウイルスが確認されたほか、南アフリカでも別の変異ウイルスが見つかるなどしていて感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。

日本時間 27日午前11時時点で1億21万人超

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は日本時間の27日、世界全体で1億人を超え午前11時の時点で1億21万6403人となりました。

また、亡くなった人は世界全体で215万4967人となっています。

感染者の多い国

感染者が最も多いのは
▽アメリカで2543万4766人、
次いで
▽インドが1067万6838人、
▽ブラジルが893万3356人、
▽ロシアが371万6228人、
▽イギリスが370万268人となっています。

死者の多い国

亡くなった人が最も多いのも
▽アメリカで42万5038人、
次いで、
▽ブラジルが21万8878人、
▽インドが15万3587人、
▽メキシコが15万273人、
▽イギリスが10万359人となっています。

約100年前の「スペインかぜ」の感染者数は推定約5億人

アメリカのCDC=疾病対策センターによりますと1918年から大流行したインフルエンザ「スペインかぜ」では、世界でおよそ5億人が感染したと推定されています。

また、亡くなった人は少なくとも5000万人で、アメリカ国内だけで67万5000人が死亡したということです。

また、日本でもおよそ38万人が死亡したとされています。