全国市長会 ワクチン接種が自治体負担にならぬよう首相に要望

新型コロナウイルスのワクチン接種に向けて、全国市長会は菅総理大臣に、自治体の負担が生じないよう財政措置を講じることなどを要望しました。菅総理大臣は「しっかり応援したい」と応じました。

全国市長会の会長を務める福島県相馬市の立谷秀清市長らは27日、総理大臣官邸で菅総理大臣と面会し、自治体が行うワクチン接種をめぐって要望を行いました。

この中で、市長会側は、地域の医療機関との調整などスピーディーな体制構築に苦慮しているとして、自治体の負担が生じないよう財政措置を講じることや、自治体と医療機関が円滑に連携するための支援策などを求めました。

これに対し、菅総理大臣は「市町村長が先頭に立って頑張っているので、しっかり応援したい」と述べたということです。

このあと立谷市長は記者団に「今の日本にとって極めて重大な課題であるワクチン接種をスムーズに、スピーディーに行うため、みんなで努力していきたい」と述べました。