緊急事態宣言の11都府県 感染状況「6つの指標は」(25日時点)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として、「病床のひっ迫具合」、「療養者数」、「PCR検査の陽性率」、「新規感染者数」、「直近1週間と前の週の感染者数の比較」、「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房によりますと、今月25日時点で、緊急事態宣言が出た11の都府県では、複数の指標で最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えています。

なお、「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」を元に、国とは異なる値を公表しているところもあります

病床のひっ迫

病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は東京都で70%、埼玉県で64%、千葉県で59%、神奈川県で49%、栃木県で52%、愛知県で64%、岐阜県で57%、大阪府で79%、兵庫県で75%、京都府で39%、福岡県で65%です。

このうち重症者用の病床は東京都で107%、埼玉県で45%、千葉県で28%、神奈川県で53%、栃木県で46%、愛知県で50%、岐阜県で25%、大阪府で64%、兵庫県で48%、京都府で38%、福岡県で25%となっています。

療養者数

続いて療養者数は人口10万人あたり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

東京都で124人、埼玉県で68人、千葉県で103人、神奈川県で52人、栃木県で44人、愛知県で40人、岐阜県で26人、大阪府で66人、兵庫県で38人、京都府で58人、福岡県で66人です。

検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

東京都で9.0%、埼玉県で6.6%、千葉県で11.1%、神奈川県で17.2%、栃木県で5.1%、愛知県で8.4%、岐阜県で5.4%、大阪府で7.0%、兵庫県で9.4%、京都府で13.4%、福岡県で5.9%となっています。

新規感染者数

人口10万人あたりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

東京都で56人、埼玉県で34人、千葉県で46人、神奈川県で46人、栃木県で15人、愛知県で20人、岐阜県で17人、大阪府で36人、兵庫県で28人、京都府で33人、福岡県で31人となっています。

直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

東京都で0.75倍、埼玉県で0.85倍、千葉県で0.91倍、神奈川県で0.69倍、栃木県で0.49倍、愛知県で0.83倍、岐阜県で0.71倍、大阪府で0.89倍、兵庫県で0.88倍、京都府で0.95倍、福岡県で0.77倍となっています。

感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

東京都で50%、埼玉県で42%、千葉県で66%、神奈川県で50%、栃木県で78%、愛知県で32%、岐阜県で18%、大阪府で47%、兵庫県で31%、京都府で44%、福岡県で43%でした。