埼玉県 新型コロナ 9人死亡 253人感染確認

埼玉県内では26日、新たに253人が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されたと発表されました。
内訳は、埼玉県の発表が163人、さいたま市が42人、川口市が23人、越谷市が19人、川越市が6人となっています。
これで、県内で感染が発表されたのは、合わせて2万3845人となりました。

また、埼玉県とさいたま市、それに川越市は新型コロナウイルスに感染した合わせて9人が死亡したと発表しました。
このうちの1人は、死亡後に感染が確認されたということです。
これで県内で感染が確認され、死亡した人は320人となりました。

大野知事「危険な状態が継続」

緊急事態宣言が出されてから半月以上がたつ中、埼玉県の大野知事は26日の記者会見で「感染拡大のスピードは一定程度鈍化しているが、危険な状態が継続している」と述べ、不要不急の外出を自粛するよう協力を呼びかけました。

埼玉県では感染状況などに関する6つの指標が、25日の段階で、先週に続いて、4つの項目で最も深刻な「ステージ4」の状態ですが、このうち3つの項目で数値が下がっています。

これについて大野知事は記者会見で「先週に引き続き、感染拡大のスピードは一定程度鈍化しているが、ステージ4を下回らない指標も多く、危険な状態が継続している」と述べ、改めて危機感を示しました。

また、病床については「病床を新たに確保しているのに占有率は高止まりしていて、医療機関の負担は増し続けている」としたうえで、大野知事は「特に重症患者は注意深く見ていかなくてはいけないし、1人の感染者から何人に感染が広がるかを示す『実効再生産数』も現時点では1を切っているが、これを続けていくことが必要だ」と述べました。

そのうえで、改めて、午後8時以降だけでなく、日中も不要不急の外出を自粛するよう協力を呼びかけました。