緊急事態宣言の11都府県 感染状況「6つの指標は」(24日時点)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として
▽「病床のひっ迫具合」
▽「療養者数」
▽「PCR検査の陽性率」
▽「新規感染者数」
▽「直近1週間と前の週の感染者数の比較」
▽「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房によりますと、今月24日時点で、緊急事態宣言が出た11の都府県では、複数の指標で最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えています。

なお、「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」を元に、国とは異なる値を公表しているところもあります。

病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は
▽東京都で70%
▽埼玉県で65%
▽千葉県で60%
▽神奈川県で49%
▽栃木県で55%
▽愛知県で63%
▽岐阜県で60%
▽大阪府で76%
▽兵庫県で75%
▽京都府で38%
▽福岡県で62%です。

このうち重症者用の病床は
▽東京都で107%
▽埼玉県で46%
▽千葉県で28%
▽神奈川県で57%
▽栃木県で43%
▽愛知県で50%
▽岐阜県で27%
▽大阪府で63%
▽兵庫県で45%
▽京都府で38%
▽福岡県で25%となっています。

療養者数

続いて、療養者数は人口10万人当たりステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で131人
▽埼玉県で71人
▽千葉県で106人
▽神奈川県で54人
▽栃木県で47人
▽愛知県で43人
▽岐阜県で27人
▽大阪府で70人
▽兵庫県で40人
▽京都府で57人
▽福岡県で70人です。

検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

▽東京都で9.8%
▽埼玉県で6.7%
▽千葉県で11.7%
▽神奈川県で17.2%
▽栃木県で6.0%
▽愛知県で8.8%
▽岐阜県で4.8%
▽大阪府で7.7%
▽兵庫県で10.0%
▽京都府で13.8%
▽福岡県で6.1%となっています。

新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で60人
▽埼玉県で35人
▽千葉県で47人
▽神奈川県で53人
▽栃木県で18人
▽愛知県で21人
▽岐阜県で17人
▽大阪府で38人
▽兵庫県で29人
▽京都府で34人
▽福岡県で32人となっています。

直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▽東京都で0.80倍
▽埼玉県で0.87倍
▽千葉県で0.94倍
▽神奈川県で0.83倍
▽栃木県で0.56倍
▽愛知県で0.85倍
▽岐阜県で0.72倍
▽大阪府で0.92倍
▽兵庫県で0.92倍
▽京都府で0.94倍
▽福岡県で0.79倍となっています。

感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▽東京都で51%
▽埼玉県で43%
▽千葉県で75%
▽神奈川県で47%
▽栃木県で34%
▽愛知県で38%
▽岐阜県で17%
▽大阪府で46%
▽兵庫県で32%
▽京都府で32%
▽福岡県で37%でした。