僧侶や信者が寒中水行 新型コロナの終息祈る 和歌山 高野山

和歌山県の高野山で、冷たい川につかって身を清める「寒中水行」が行われ、僧侶や信者たちが、新型コロナウイルスの感染終息を祈りました。

「寒中水行」は、高野山の奥之院を流れる清流に設けられた「水行場」で行われ、ことしは、20代から60代までの僧侶や信者合わせて8人が参加しました。

僧侶たちは白装束をまとい、感染予防のため例年よりも隣の人との距離を取って水に入りました。

24日の高野山は午前10時現在で、気温、水温ともに4度で小雨が降って冷え込む中、僧侶たちはおよそ10分間、拍子木の音に合わせて一心不乱にお経を唱えていました。

寒中水行を終えた寳壽院(ほうじゅいん)の辻田真海 副住職は「ことしはコロナで大変な年です。疫病退散と世界平和をお祈りしました」と話していました。