“ダボス会議”に先立つオンライン会合 25日から開催

ことし5月に延期された「ダボス会議」に先立って、世界の政財界のリーダーが新型コロナウイルスや気候変動への対策などを議論するオンラインの会合が25日に始まります。菅総理大臣や各国の首脳が演説する予定で、課題の解決に向けてどのようなビジョンが示されるかが焦点です。

世界経済フォーラムの年次総会に当たる「ダボス会議」は毎年1月にスイスで開かれてきましたが、ことしは新型ウイルスの影響で5月にシンガポールで開催されることになり、今月はこれに先立ってオンラインで会合が行われることになりました。

この会合には、日本を含む各国から政財界のリーダーが参加し、25日から29日までの5日間、新型ウイルスや気候変動への対策を中心に世界が直面する課題について意見を交わします。

菅総理大臣をはじめ、中国の習近平国家主席や韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領、それにドイツのメルケル首相やインドのモディ首相など各国の首脳が演説する予定です。

新型ウイルスで打撃を受けている経済の立て直しや脱炭素社会の実現に向けて、各国の連携強化が課題となっているだけに、国際協調を重視する姿勢を示すアメリカのバイデン政権が発足した直後となる今回の会合で、各国の首脳からどのようなビジョンが示されるかが焦点です。