生鮮食品の鮮度をアプリで表示 食品ロス削減の効果検証へ

野菜や果物といった生鮮食品の鮮度などをスマートフォンのアプリで表示して、ネットスーパーで販売する実験が始まりました。販売価格は鮮度に応じて変動し、経済産業省などは、いわゆる「食品ロス」の削減につながるか検証することにしています。

この実験は、経済産業省が大手スーパーのイトーヨーカ堂などと協力して今月20日から始めました。

野菜や果物などの生鮮食品に産地や流通経路が分かる「電子タグ」と呼ばれる機器と温度や湿度の計測器が取り付けられ、そこから得られる情報を基に鮮度を管理します。

消費者は、スマートフォンのアプリで鮮度などを確認しながら商品を注文します。
販売価格は鮮度に応じて変動する仕組みで、商品が自宅に届いたあとも鮮度などを確認できることから、流通から消費の段階で、いわゆる「食品ロス」の削減につながるか検証することにしています。

実験に参加した女性は「鮮度を数値で見られようになったことで、鮮度が落ちてきたら使わなければいけないという意識を持つようになります」と話していました。

経済産業省消費・流通政策課の伊藤政道 課長は「生鮮食品に電子タグを活用することで、自宅や店舗でそのデータを見られるようになる。こうした取り組みが食品ロスの削減に効果があるのか検証したい」と話していました。