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トヨタ労組 春闘 賃上げ総額 1人当たり月額9200円要求の方針

トヨタ自動車の労働組合はことしの春闘で、定期昇給などを含めた賃上げの総額として、去年の妥結額を600円上回る1人当たり月額9200円を要求する方針を固めました。
関係者によりますと、トヨタ労組はことしの春闘で、定期昇給などを含めた賃上げの総額として、1人当たりの平均で月額9200円を要求する方針を固めました。

これは、去年の要求額を900円下回る一方、労使の妥結額を600円上回る水準で、ベースアップについては要求するかどうかも含めて公表しない方針です。

トヨタ労組が、こうした方針を固めたのは、自動車産業を取り巻く環境が激変していることに加え、新型コロナウイルスの影響も広がる中、労使交渉で賃金の引き上げだけでなく、働き方など幅広い分野で議論を深めるねらいがあるとみられます。

一方、ボーナスについては、満額回答だった去年を0.5か月分下回る、6か月分を要求する方針です。

トヨタ労組は、来月中旬にこの要求方針を正式に決めることにしています。

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