トヨタ車体 三菱重工業と川崎重工業から出向受け入れ

トヨタ自動車のグループ会社が、新型コロナウイルスの影響で航空機関連の収益が低迷している三菱重工業などから、数百人の従業員を出向の形で受け入れることが分かりました。感染拡大の打撃を受けた企業から従業員を受け入れる動きが広がっています。

関係者によりますと、トヨタ自動車のグループ会社で、主力車種の生産などを担う「トヨタ車体」は三菱重工業と川崎重工業から出向の形で数百人の従業員を受け入れることを決めました。

三菱重工と川崎重工は新型コロナウイルスの影響で航空機の需要が大きく落ち込む中、部品やエンジンの製造を手がける部門の収益が低迷し、従業員の配置の見直しなどを迫られています。

トヨタ車体では両社の航空部門の従業員を愛知県豊田市と三重県いなべ市にある工場で受け入れ、すでに一部の従業員は仕事についているということです。

今回のような規模でグループ外の異業種から出向を受け入れるのは珍しいとしていて、地域の雇用の維持につなげるねらいがあります。

新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けている航空大手のANAホールディングスや日本航空の従業員も企業や自治体が一時的に受け入れていて、業種を超えて雇用を守ろうという取り組みが広がっています。