宮城県と仙台市 時短要請 市内全域に拡大 来月7日まで

宮城県と仙台市は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、東北最大の繁華街、仙台市の国分町周辺の飲食店などに出している営業時間の短縮要請について、期間を来月7日まで延長し、対象を仙台市全域に拡大することを決めました。

宮城県庁で開かれた新型コロナウイルスの対策本部会議には、宮城県の村井知事などが出席し、仙台市の国分町周辺にある飲食店などに対して行っている、営業時間を午後10時までとする要請について協議しました。

この中では、短縮要請を出したあと、夜間の人出が開始前に比べて減少するなど、一定の効果が確認できる一方、仙台市の入院者数は増加傾向にあることなどが報告されました。

このため、一層の効果の定着が必要だとして、短縮要請の期間を来月7日まで延長し、対象を仙台市全域に拡大することを決めました。

業種は、これまでと変わらず、カラオケ店などを含む酒類を提供する飲食店や接待を伴う飲食店で、要請に全面的に応じた事業者には、1店舗当たり48万円の協力金を支給することにしています。

会議の終了後、村井知事は「対象エリアの皆さんには、多大な負担をかけて大変心苦しい。地域経済へのさらなる影響が懸念されるが、県としても、仙台市と緊密に連携し、早急に支援策の検討を進めたい」と述べました。