東京都 新型コロナ 1070人感染確認 1000人超は11日連続

東京都は23日、都内で新たに1070人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
また感染が確認された高齢者9人が死亡したことを明らかにしました。

感染確認1000人超 11日連続

東京都は23日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて1070人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が1000人を超えるのは11日連続です。

年代別は
▽10歳未満が29人
▽10代が71人
▽20代が206人
▽30代が136人
▽40代が180人
▽50代が154人
▽60代が88人
▽70代が86人
▽80代が80人
▽90代が36人
▽100歳以上が4人です。

感染経路は

23日1070人のうち、およそ48%にあたる509人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ52%の561人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が最も多く288人、「施設内」が143人、「職場内」が28人、「会食」が9人などとなっています。

このうち「施設内」では、22の医療機関で患者と職員合わせて67人が、25の高齢者施設で利用者・入所者と職員合わせて68人が感染したということです。

都内では感染確認の7日間平均が23日で1289.4人となり、最も多かった今月11日の1812.7人から500人余り少なくなっています。

都の担当者は「一時期より数値が落ち着いてきている。緊急事態宣言の効果が少し出ているのではないか」としたうえで「それでも高い水準で推移していることに変わりはなく、引き続き対策の徹底が必要だ」と話しています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて9万2904人になりました。

重症患者は2人減 入院者は83人増

23日時点で入院している人は、前日より83人増えて2829人となりました。
「現在確保している病床に占める割合」は70.7%です。

このうち都の基準で集計した23日時点の重症患者は、前日より2人減って156人となりました。
重症患者用の病床の62.4%を使用しています。

感染が確認された人のうち、自宅で療養している人は22日より396人減って8418人でした。
都が確保したホテルなどで療養している人は22日より2人増えて875人で、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は22日より761人減って6113人でした。

高齢者9人が死亡

また、感染が確認された70代から90代までの男女合わせて9人が死亡したことを明らかにしました。

施設内での感染が3人、家庭内での感染と院内感染がそれぞれ2人でした。

これで都内で死亡した人は合わせて779人になりました。